【iサイクル注文】9月5日~9月9日の結果/ポイントはISM非製造業景況指数
iサイクル注文検証2週目の結果です。
三つ巴ポジションの結果はどうだったんでしょうか?
9月5日~9月9日の損益状況
EUR/USDの売り 決済1回で+804円
EUR/GBPの買い 決済なし
GBP/USDの買い 決済1回で+695円
今週の確定損益はプラス1,499円となりました。
今週の動き~EURUSD
先週のBIGイベント「アメリカ雇用統計」を終え9/5(月)は方向感のない展開になるも、9/6(火)のアメリカISM非製造業景況指数の発表で再び動き出しました。
ISM非製造業景況指数とは非製造業の会社役員へのヒアリングを基にしており、50が景気の動向を推し量るうえでの分岐点となる指標です。
今回の市場予測は55.5。これに対し発表結果は51.4となり、一気にドル売りが始まりました。
1時間足で約100pipsの上昇がみられ、ここ最近の「弱い米ドル」が露呈されます。
さらに9/8(木)には欧州中銀の金融政策発表があり、政策金利は据え置き(0%のまま)にもかかわらずユーロ高となります。
これはドラギ総裁の発言によるもので、指標発表時には要人発言も気を付けるべきですね。
そして9/9(金)にはアメリカの長期金利が1.646%と6/24以来の高水準となり、資産が国債へと流れドル下落の要因となりました。
1週間の値動きは1.116から1.122と60pips程度の動きでしたが、その中身はかなりの変動だということが分かります。
今週の動き~EURGBP
EURGBPは先週とは打って変わり上昇トレンドでした。
中でもドラギ総裁の会見時にはボラティリティが一気に高くなり、50pips程度の上昇も見られました。
EURGBPは普段あまりトレードする機会がなく気づかなかったんですが意外とボラティリティが低いですね。
先週の終わりまで1か月近くの下落トレンドだったんですが、それでも400pips程度しか動いていません。
EURもGBPもかなり動く通貨である認識が強く、初めにポジションを取るときは覚悟していたんですが、これなら豪ドル円のほうがよっぽどリスキーです。
今週の動き~GBPUSD
GBPUSDはEURUSDと同様にアメリカのISM非製造業景況指数発表で大きく変動します。
しかしその後は下落トレンドとなり、約2年間続いている大きな下落トレンドの波には抗えないといったところでしょうか。
(ここ1か月で見れば上昇トレンドでした)
やはりカーニー総裁の「利上げするする詐欺」が市場に嫌われているんでしょうかね。
今まで幾度となく「イギリスは利上げの必要性に駆られている」だの「年内にも利上げをする用意がある」だの散々市場を裏切っていますからね。
来週の注目指標
来週の注目指標はこんな感じですね。
9月13日(火) 英消費者物価指数
9月14日(水) 英失業率発表
9月15日(木) 英政策金利発表
9月15日(木) 米新規失業保険申請件数
9月16日(金) 米消費者物価指数
来週はユーロ圏では主だった指標の発表はなく、アメリカとイギリスが良くも悪くも主役になりそうです。
特にイギリスの雇用関係が気になります。
ブレグジットの影響は限定的だったという報道がなされていますが、本当にわかるのは8.9月の指標発表後だと思います。
最近は急な変動が尋常じゃないぐらいの幅になりますから、GBPの動向に注意して行き過ぎな時はすぐに一度撤退することも視野に入れておくことも必要ですね。